羽毛布団の側生地の豆知識
側生地(がわきじ)とは、布団の中身を覆う布地のことです。布団の中身はもちろん、側生地の素材や織り方によっても布団の品質や質感は変わってきます。
側生地の素材
側生地の種類は大きく分けて綿やシルクなどの「天然素材」とポリエステルをはじめとした「化学繊維」の2種類があります。「綿80%、ポリエステル20%」のように天然素材と化学繊維の双方が使われている生地も一般的です。
- 綿:通気性や吸湿発散性に優れ、「超長綿」という高品質な綿だと軽さや肌触りもよい。
- シルク:なめらかな肌触りと表面の光沢、吸湿発散性に優れている。
- ポリエステル:安価で軽くて丈夫、吸湿性は乏しいが、速乾性には優れている。マイクロファイバーを使用した吸湿性を高めた生地もある。
側生地の肌触りや品質の高さを重視する方へは、高級天然素材の「超長綿」がおすすめです。扱いやすさやコストを重視する方へは、化学繊維の「ポリエステル」を含むものを選ぶと良いでしょう。

側生地の織り方は主に3種類
羽毛布団の側生地は、織り方によっても触り心地や機能性が変わってきます。
- 通気性に優れた「平織り」
平織りは、縦糸と横糸を交互に組み合わせるベーシックな織り方です。シワになりやすい欠点はありますが耐久性に優れます。
- 厚みのある丈夫な「ツイル」
ツイルとは「綾織(あやおり)」や「斜文織(しゃもんおり)」と呼ばれる織り方で、生地に斜めの線ができる織り方になります。重量が増すというデメリットはありますが、光沢があり、シワになりにくく、密度が高く厚みが出るので丈夫なことも特徴です。
- 柔らかい手触りと美しい光沢をもつ「サテン」
サテンは、「朱子織」とも呼ばれており、羽毛布団で最も使われている織り方です。縦糸か横糸のどちらか一方が浮き出ているかのような見た目になっています。摩擦に弱いですが、手触りが良く、独特な光沢が魅力で、高級羽毛布団で使われています。柔らかな手触りはサテンの一番の特色です。

品質の良い羽毛布団を選ぶには、羽毛の種類やダウン率、羽毛量だけでなく、側生地もしっかり選ぶことが大切です。
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